今日は滋賀県の豊郷小学校へ。小学五年生56名と先生方へ向けてスライドトークショーです。滋賀県でもこんなに雪が降ったんですね。校庭も真っ白な景色でした。
3〜4時限目にかけて「世界と未来のエネルギー/天ぷら油で地球一周したこと/被災地での支援と今の現状」などをトーク。みんなメモをとりながら、集中して聞いてくれました。
「質問ある子はいるかな!?」と聞いても、みんなちょっぴりシャイなのかな、手があがりませんでした。でも休み時間や講演の後になるとフレンドリーに直接質問しに来てくれました。
「1リッター何キロ走るんですか?」
「どんな匂いがするの?」
「どこの国がいちばんよかった?」などなど。キラキラした眼でこちらを覗き込んできます。
パソコン画面をみたり、BDFの匂いを実際にかいでみたり。時間が経つと慣れてくれたのか、自然と積極的に話しかけてくれるようになりました。みんなが家からもってきた廃油を直接注入してもらいましたが「入れたい人?」と聞くと「ハイハイハ〜イ!」と元気よく手があがりました。
エンジンをかけると「なんかおもしろい匂いがする〜!」「食べ物の匂いがする」とのこと。そうなんです。天ぷらや揚げ物の香りがするでしょう!?
「震災後、何かしていることはありますか?」という問いに、みんな声をそろえて答えてくれたのは「せつで〜ん(節電)!」。
具体的には「コンセントをぬく」「電気を消す」「いらない電気はつけない」など。”もったいない” という気持ちや遠くの人々をイメージをもって想うこと。とても大切ですね。
「被災地には、みんなと同じ年だったり、同じ小学生の子たちもいる。そして犠牲になった子もいるんだ。校舎が流されて、今も仮設の校舎で勉強していたり、お友達と離ればなれにならなければならない子もいるんだ」とみんなの眼を見て語ると、それまでワイワイと話していたみんなが黙った。そう、それは遠くの地方の出来事なんかじゃなくて、みんなと同じ子供たちが紛れもなく体験したこと。
みんなから「被災地の同じ小学生、支援直後にどうやって逃げたのかな?」「逃げる時に学校にいて逃げたのかな?」「授業はちゃんと進められているのかな」という声が返ってきました。そして「これからも大変だけど頑張ってほしい」というメッセージも。
今日みなさんから頂いた廃油は、支援のための大切な燃料にさせて頂きますね。そしてみんなの気持ちの分まで、支援に走ってきます。ありがとう、また会おう!