【皆さんへ メッセージ】
被災から2年4カ月が過ぎました。しかし被災地の町づくりはまだまだ始まったばかりです。
しかし今だからこそ、被災地から学ぶこと、見てふれて頂きたいものはたくさんほどありますし、今こそ現場にふれて頂きたいと強く思います。
1000年に一度と言われる地震に遭遇し、同じ時代を生きるぼくらが、今回の震災から何を学び、何を後世に残していくのでしょうか? ボランティアをしながら体験交流し、被災地の現状を知り、実際に現場にふれ、それぞれ考える場でありたいと考えています。
私たちはとくに「持続可能な地域づくり」を根幹に活動しています。大規模なツアーのような形式ではなく、小規模ながらアットホームに皆さんと過ごしたいと思っています。お一人で、友人と、親子で。ぜひご参加ください。
◆日程 : 7月15日〜8月3日8月20日〜8月30日まで
◆場所 : 岩手県の釜石市・陸前高田市の被災沿岸区域の被災農地・遊休農地
◆作業内容 : ナタネ刈り、ナタネの選別&トーミがけなど
◆宿泊 : 釜石市内の古民家に宿泊可能(トイレシャワーあり、炊事可能。布団ありますが使用料1日200円、寝袋持参の場合は無料。)
希望者には市内の温泉・銭湯もあります。定員がありますのでお問合せください。
近隣の民宿・ホテルなどのご紹介も可能。
◆雨天 : 雨天の場合はビニールハウスでナタネの選別作業、その他場合によって地域ニーズに沿ったボランティア作業になることもありますが、ご希望などご相談頂けます。
◆期間 :
1日のみ参加の場合 … 朝集合、夕方解散OK。前後日の宿泊もOK。
2日間〜長期 参加の場合 … 宿泊しながら参加OK。とくに中長期滞在は大歓迎です。
◆資格 : とくに必要ありません。初心者でもどなたでもできる作業です。小中学生のお子さんでもできる作業です。ご不安な点などありましたらご相談ください。
◆食費 :朝夕は費用に込み(皆で自炊)、昼食は自払いです。個人的な嗜好品(お菓子、飲み物など)はご自身でお願いします。基本的に炊事はボランティア同士で支度をし、皆で一緒に頂きます。料理が得意ではない方も、一緒にできることから行います。
◆費用(宿泊滞在): 食費など経費分として1日1人500円頂きます。温泉・銭湯代はご自身負担、布団使用の場合は1日200円。
◆ ボランティア保険 : ご自身でご加入されていらしてください
◆服装 : 汚れてもいい服装、長靴、軍手、帽子、水筒、カッパ をご持参ください
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【私たちの活動について】
私たちは2011年から、「菜の花大地復興プロジェクト」を立ち上げ、岩手県沿岸の地域の方々と共に、被災した農地や花壇のがれきをとり除き、整備を行い、菜の花を咲かせています。菜の花は成育が比較的簡単で、美しい景観が楽しめ、食べることもでき、ナタネから油をしぼることができます。さらに油は災害時にはバイオディーゼル燃料として車や発電機を動かすことができ、防災対策にもつながります。そうした特徴を活かして、地域の人々と共に大地を復活させています。
農地が復活した後は、菜の花はもちろん被災者の方々が育てたいものを育てていきながら、皆さん自立を目指していきます。農地を復活させても農機具が流されて作物を育てられない方、気力体力がない方もたくさんいらっしゃいます。そうした場合は、私たちが後方から少しお手伝いを行い、その方の希望をお伺いしながら農地を利活用できようにサポートしています。現在では過疎高齢化で増えている耕作放棄地も利活用して活動を行っています。
収穫したナタネは、昔ながらの製法で無添加無農薬のナタネ油をしぼり、瓶詰めして販売しています。収益は被災地域へと還元しています。
私たちが目指すのは「持続可能な地域づくり」。この【菜の花大地復興プロジェクト】を通して、そのお手伝いを一緒に行いませんか?
【ここで体験できること】
◆被災地域の人々との交流・現状を知る(被災地に残る跡地を訪れ被災地から学ぶ、被災地のイマを知る、地域の人々と交流する)
◆ナタネ油を通じた食育体験(普段何気なく使っている植物油はどうやってできるの? 安心安全な油とはどんなもの? なぜ国産の油は少ないの?……など)
◆農業体験(農機具の使い方、先人の知恵が詰まった昔の道具を使ってみる!…など)
◆廃油から作るバイオディーゼル燃料を知る(廃油のみで地球一周をしたバイオディーゼルカーを実際に見ながら環境学習)
◆スタッフや他ボランティアとの自立した共同生活・交流
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夏休み限定 『ボランティア+被災地を知る旅』
上記のボランティア+被災地の跡地や自然を巡るエコツアー開催しています。
夏休みに親子で、友人と、お一人で。ボランティアをしながら被災地を知り、地域にふれる旅をしませんか?
まだまだ、被災地では皆さんの「手」を必要としています。ニュースでは流れませんが、現場では人力がないと解決できないことは山ほどあります。
私たちは、被災地で汗を流してトンボ帰りするボランティアの方々に「せっかく遠いところをいらして頂いたのだから、被災地の現場をもっと感じて、人々と交流し、地域の魅力に触れて頂けたら…」といつも思っていました。しかし、日程を決めてしまうと「なかなかお休みが合わなくて、来られない」という声も多く聞きました。
そこで「ボランティアを行いながら」「被災地の現状にふれ」「日程が選べる」という夏休み限定のボランティアツアー受け入れを行います。1000年に一度と言われる地震に遭遇し、同じ時代を生きる私たちが、今回の震災から何を学び、何を後世に残していきたいのか? 被災地域で一緒に考えてみませんか?
ツアーといっても形式ばったものではなく、一緒に活動をして、被災地を感じて、アットホームな時間を過ごしたいと思います。
◆期間 :7月15日〜7月30日/8月20日〜8月30日
◆日程 : 基本的に上期間の中の2日間(3日以上の場合もご相談に応じます)
◆集合 : 現地集合&現地解散(基本的に釜石市、日程によって陸前高田の場合もあります)
1日目 午前:被災地の視察(被災した町の跡を巡ります)
1日目 昼食:仮設食堂で昼食
1日目 午後:シーカヤックツアー
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宿泊……ボランティアハウス、もしくは民宿・ホテル
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2日目 午前:ボランティア作業
2日目 昼食:仮設食堂で昼食
2日目 午後:ボランティア作業
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解散
◆値段:2日間でのお一人の費用。
ボランティアハウス宿泊の場合、民宿の場合などによって変わってきます。
詳細はこちらまでご連絡ください。