「ありがとうコンサートvol.2」は、地元のミュージシャン多くの仲間たちが参加し、歌い笑って無事終了しました。
外にでれば、そこは被災地のど真ん中。
以前は街があったこの場所は、津波でほとんどなにもなくなってしまいました。まわりはほぼ灯りもありません。ここはそこにぽつんと立つ灯台のような喫茶店です。
ンサートの後、支援楽器をお贈りしたミュージシャンが「震災後、仕事がなくなったので内陸に行ったけど、まず生活を安定させてから音楽だと思っていた。あの頃まさか楽器を贈ってくれる方がいるなんて思ってもみなかった。仲間から楽器が来るぞと言われて半信半疑だったけれど、行ってみるとほんとうに来たのでビックリした! あのとき楽器に出会った事で、この被災地に戻ってくる様になった。そして、あのときに楽器をもらっていなければ、今このバンドは続けていなかったと思います」と。
そして「今でも地震があるとあのときのことを思い出す。怖いですよ。これからどうやって生きていこうかというときに、音楽ができたのが今の力になっています。・・」と語ってくれました。
それを聞いて楽器を届け続けてほんとうによかったと思いました。そして、生き生きと歌う皆さんと一緒にこうして音楽を楽しむことができて、こんな嬉しいことはありません。
これも全国から楽器を贈ってくれたみなさん、そして東京で楽器を修理、調整して送ってくれたGTech。ハンドリングしてくれた津山さんたちがいたからこそです。
昨年2011年の5月、被災地に楽器が届いたことがきっかけで、散り散りになった友達が集まるようになり、音楽を再開し、奏でることで取り戻した心の平静を。そして、歌うことの楽しさを取り戻させてくれた感謝を感じて。地元の音楽を通じて人々が心が新たに、ひとつに、つながった夜。今日の最高だったライヴの様子を写真アルバムにしてみました。
楽器を送ってくれたみなさん、ありがとうございました!!!