山田町長崎の花壇。
ここは私たちが行う【菜の花大地復興プロジェクト】として
9月にたくさんのボランティアさんの手をお借りして、花壇を修復、瓦礫を撤去、土と有機肥料を投入し、手作業で花壇を復活。(その時のブログはコチラ、コチラも、コチラも)
10/2に地元の方々と共にナタネ播きを行いました。(その際のブログはコチラ、コチラも)
この道は1階部分が水没したものの、家の形が残り住民がそのまま居住を続けているエリア。そして子供たちの通学路でもあるのです。そのためより安全で明るい町づくりのお手伝いができればと行ったのでした。
その後、下の写真(12月に撮影)のようにすくすくと順調に育っていましたが、道路と縁石の工事が入り、やむなくこのようにひっくり返ってしまいました。
工事は片側のみ。なぜ工事を行っているのかというと、震災の影響で道路が陥没してしまったため(下左写真の矢印の部分)、道路の舗装工事を行わなければならず、その道路に続いている花壇の縁石も修復が必要とのことです。
花壇では、縁石をひとつひとつきれいに並べてセメントを流す工事現場の方の姿がありました。こうして被災地では様々なところで道路工事や基礎を壊すなどの工事が続けられています。現場のみなさま、寒い中ご苦労さまです。
この花壇、元々行政側からは「いつになるかわからないが、工事が入った場合は花壇が壊れることもある」とアナウンスをされていましたから仕方ないのですが……
もちろん救えるものは救ってやりたい。何とかしなければ。
現在、菜の花は茶色く枯れているように見えますが、寒さの中で冬眠中。こうしてじっと我慢して春をまって、温かくなったら芽を出して伸びていくのです。
眠っていた菜の花もいきなりひっくり返ってびっくりしたことでしょう。
取り急ぎ、根っこの出た個体は、根が凍ってしまったら死んでしまうので急いで救出。
しかしどうやってレスキューを進めていこうか…。
工事の進み具合とも息を合わせていかなければなりません。
菜の花の具合を見ながらここで作業をしていると「菜の花とても楽しみにしていたの、残念だわ」と地元の方から声を頂きました。また「じつはたまに来て花壇のお手入れをしていたのよ」と見守ってくれていた地元の方もいらっしゃいます。
菜の花レスキューにはマンパワーが必要なので、今後、レスキューボランティアを募集する予定です。無事にひと株でも助けて、春にはこの通学路にきれいな菜の花が咲きますように。皆さんぜひご協力をお願いします。