6/17 地元のお店で聞いた、被災おばあちゃんの声

被災地のあるお店に立ち寄ると、
女性店員とおばあちゃんが会話をしていました。
なにやらおばあちゃんが不満を吐き出しているようです。
仲間に加わらさせていただきお話を聞くと…仮設などに対する不満でした。
「仮設の7点セットや食器類がほしいがために、仮設申込みする人がいる。
そういう方々は1階が浸水しただけの状態で、一時的に仮設にいるつもり」とのこと。
「仮設に入ると物資の支援がないので生活ができない。仮設が当たっても引っ越しせず避難所にいる方も多いそう。特に高齢者」当選から3ヶ月たっても引っ越さない人は当選を取り消すようです。
「仮設は音や声など漏れやすくケンカも多い」のだそう。
こうした不満をもらしていたおばあちゃんは、被災した親戚3世帯がおばあちゃんの家に避難してきたため、すべての面倒をみてあげて疲れてしまったようです。
足も不自由なので辛く、生活費も負担が大きいけれどどうにもならないとのこと。
こちらのお店の女性店員がその話を根気強く聞き、おばあちゃんも少しすっきりしたようです。「不満がたまったら吐き出さないと。ここで吐き出してくれればいいから」とやさしく女性店員は声をかけていました。
…………
被災地では、皆さん被災された環境や被害の状況、考え方もさまざまな中で
日々の暮らしを歩んでいます。
こうした会話を交わすことができる
地域に根ざした場はとても大切だなと感じます。

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