「楽器を被災地へ贈るプロジェクト」
釜石の正福寺幼稚園へピアノ “グラビノーバ” をお届けしました。
幼稚園はお盆明けまでしばらくお休みに入ったところだったので、お寺のスタッフが幼稚園を開けて受け取ってくれました。
3.11のあの日。
帰宅中の子どもたちは、園バスに乗って釜石の海沿いを走っている最中でした。
「大変だ、高いところへ逃げなければ……
しかし内陸へ向かう道は一本道なので大渋滞になるはず……」
ドライバーのとっさの判断で新日鉄釜石工場内へ駆け込み、全員の命が助かりました。
幼稚園の校舎は内陸にあるため、建物は助かりましたが、子どもたちやご家族、職員方々の中には被災の大きい地域の方もいらっしゃいます。親御さんを津波で亡くしたお子さんもいらっしゃいます。
震災から5か月が経った今も、先生方は園児たちの様子に一層の注意をしながら毎日を過ごされています。
子どもたちは幼稚園に来たら、新しいピアノが届いていた!ときっとびっくりするでしょうね。またお盆明けに幼稚園に伺ってみたいと思います。(その様子は後ほどブログでお知らせします)
今回のピアノの情報は一緒に民家を借りて支援しているGNJ(グッドネーバーズジャパン)さんからいただいたきました。他のNPO、NGOと連携することで支援の幅が広がるので、連携は大切ですね。
楽器はこうしてボランティアの手で運びます。
今日運んでくれたのは、大工のよしろうさんとフィルさん。
お盆前の交通渋滞の中、関東から14時間(!)かけて運んできてくれました。
おつかれさまでした、ありがとう!!
楽器を支援ご協力頂いた皆さん、ボランティアの皆さん、ありがとうございました。