車窓から美しい黄金の絨毯が見られる季節になりました。
エンジンをとめれば「シャララ、シャララ」と稲がゆれる優しい音がそっと聞こえてきます。
長らく僕らの食事と宿を提供し
後方支援を行ってくれていた「しょうちゃんのやえはた自然農園」でも
稲刈りシーズン最盛期!
僕らも春に田植えをお手伝いさせて頂いたので
この季節をとても楽しみにしていました。
さらに少しでも戦力になるべくお伺い……のはずが、
こちらも支援プロジェクトでばたばたしていたためタイミングわずかに遅く。
逆に、僕らの刈る分を一区画とっておいてくれたのです(笑)
しょうちゃん(上左)にいちばんスムーズな刈り方、結び方を教えてもらいました。
「トラクターだとわからないんだけどね、しゃがむと……ほらカエル! 虫さんもたくさんいるし、土の香りもするでしょう」としょうちゃん。
本当にそうですね。大地の香り、風の音に触れていると
” 雑草も虫もみんなともだち ” 共に生きているのだと実感がわいてきます。
今日は支援初期の頃に皆勤でお手伝いしてくれていた道原さんも(下右)。
帽子がよく似合ってますね〜!
刈り取った稲の束をもつと、シャラシャラと音が聞こえてきます。
モミの中に隠れたお米ひと粒ごとの重みが、手にしっかり伝わってきます。
僕らが支援を始めた震災直後は、まだレストランもスーパーもあいていませんでした。
こうして皆の手で丹精こめて作られたお米で、毎日のようにお弁当のおにぎりと夕食を作ってもらい、それを糧に僕らは支援を続けることができたのです。
そのあたたかい味は、決して忘れません。
しょうちゃんファミリーの皆さん、支えてくれている皆さん
本当にありがとうございます!