じつは数日前、陸前高田のMAIYAでナタネをまいていると、
ある若いお二人が声をかけてくれ、ナタネをまく土地を紹介してくださるという。
それがこちらの土地。以前までは畑として使われていたそうですが
最近は休耕地として利用はしていないとのこと。
私たちが進める「菜の花大地復興プロジェクト」は、基本的には津波をかぶった被災地を目的としているけれど、少しでもこういったお申し出があれば、多くの土地に菜の花を植えて、土づくり、心和む景観づくりを。そして油が絞れれば「復興の油」として地元へ還元したいと思っています。
その想いに共感して頂いた、大船渡で菜の花を一緒にまいた「寺町桜を守る会」の山下さん、そして地元の「作業所 きらり」さんにありがたいご協力を頂き、今日は約0.6反を耕耘。協力な地元の助っ人たち。こんな心強いことはありません!
休耕地だから石はさほどないだろうと思っていたけれど、土中には思ったよりも石が隠れていました。耕耘機を走らせることができない場所は、手作業で耕しました。
耕した後は「岩手コンポスト」さんからご協力頂いた有機堆肥「コスモグリーン」を混ぜ込み。なるべく化学肥料は入れずに、有機肥料で育てていきます。
作業はまさに時間とのたたかい! 最近は暗くなるのがめっきり早くなりました。
急いで耕して、種をまいて、覆土。
明日からは雨の予報なので、今日どうしても種をまいてしまいたい。
リミットギリギリまで皆で作業を続けました。
農業は自然の中で、自然とともに行うもの。
お天気とじょうずにつきあわなければなりません。
避けられない自然の摂理によって、豊作にも不作にもなるという当たり前のことを、改めて実感しました。
皆さん今日もありがとうございました! おつかれさまでした。