6/3 活動リポート(2)—大船渡 碁石コミセン —

【碁石コミュニティーセンター】
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こちらでは避難者20名、炊き出し必要人数は50名。
統括補佐をされている及川さんにお話を伺いました。
—-仮設住宅に関して
こちらの地区では仮設住宅に早く入ることよりも、
多少待っても近くに皆で入ることを優先しているという。

「地区内で43戸中被災していないのは3戸のみ。家族単位で離れて行った人、近くで在宅避難をしている人もいる。基本的に情報などは、そういった人も含め全員に行き渡るようにしている。物資についても在宅避難者に配りに行く事はできないが、取りにきてもらっている。地域がばらけてしまうと気持ちも離れてしまう」
「避難所暮らしになってより絆が深くなったと思います。衛生面での常識やルール、しつけなどにも、共同生活のルールが優先される。人の子はなかなかしかれないけれど、ここでは親の教育や責任もすべて見通せるんです」
—-物資などの現状
「どんな経済状況であれ、生活物資は自分で買わなければならないのは当たり前です。物資について困り事はなくなっているが、非日常的な物は支援に頼らなければなりません」
「野菜は不足していたが、今は定期的に入っている。貯蔵できるものが多く青物は少ない。 豆腐、油揚げなどの日配品が少ない。ラーメン、缶詰は十分にあります。食事は自主運営とボランティアによる炊き出しと混合して調理しています」
—-お届けしたモノ
「避難所に中学生の男の子で舞踊の名取がいるが、舞台用の着物を全部流されてしまった。それでもなんとか1着用立て、あちこちに慰問に行っている。そんな話を聞いて着物を送ってくれるという人が現れました。そのお婆ちゃんはミシンを使って仕事をしていた方なのですが、すべて流されてしまった。その子の着物や舞台衣装もすべて手作りだった。ミシンさえなんとかなれば……」
と、のことだったので、支援物資で用意していたミシンをお届けしました。
物資をご協力頂いた皆さん、ありがとうございます。

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