おらが大槌 復興食堂

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「おらが大槌 復興食堂」。震災前はそれぞれ異業種だった人々が力 をあわせ手探りで進めてきたこの食堂は、大槌のシンボルといえる鮭にちなんで昨 年11月11日”鮭の日”にオープン。今では美味しいご飯を食べて語らう憩いの場として 知られる。食堂だけでなく今後はツーリズムなども積極的に展開し、多方面から街作 りを支えるプラットホーム的役割が目標。店長の岩間さんは「例えば学生がツアーガ イドを行うことで、子供世代にも街作りの意識を高めてもらいたい。将来は隣接する 宿泊施設も作りたい」と熱く語ってくれた。

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復興食堂へ、新鮮な有機たまごをお届けさせていただきました。海の幸を活かしたオリジナルメニューと、何といってもお母ちゃんの味が魅力。写真は大槌町が誇る鮭を素材にした一日限定30食の”おらが丼”。「イクラの粒が大きくとろける!」と評判の味だ。

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支援活動を支えてくれたしょうちゃんのお米

3.11、 あれから一年。振り返れば……

ひたすら被災地へ通い続けるあの頃は嵐のような日々でした。そんな僕らの毎日を支えてくれた食べ物。それは「しょうちゃんのやえはた自然農園」ファミリーがにぎってくれる “おむすび” でした。

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数ヶ月の間、僕らの宿と食べ物の後方支援をかってでてくれたしょうちゃん。あの頃、沿岸部には飲食店はもちろんコンビニもなく、3月いっぱいはとくに内陸部でお店があいていても棚がすぐ品切れになるような状態。思うように食べ物が手に入らない中、毎日毎朝、せっせと僕たちのおむすびをにぎってもたせてくれたのです。その量が半端じゃありません。時には一度にボランティア10名分を越える人数のおにぎりを用意してくれました。なんと、途中でしょうちゃん家のお米がなくなってしまったほどです…。

今でも忘れません、そのおむすびの美味しかったこと!
しょうちゃん家のお米と野菜は、無添加無農薬。化学肥料は一切使っていません。
さらに玄米にお豆を混ぜて炊いてくれたり、自家製の梅干しを入れてくれたり。

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僕らは睡眠時間もぎりぎりで、頭もフル回転、とにかく走りまくる毎日。それなのに体がダウンすることも風邪ひとつひくこともありませんでした。
食べることはまさに命の源。体を壊さずにいられたのは、このおにぎりパワーと野菜パワーのおかげだったなあとつくづく感じています。

昨年、僕らも支援の傍ら、しょうちゃん家の米作りを少しだけですが体験させてもらいました。通常お米を作る際には、除草剤・殺菌剤・殺虫剤を使いますが、それらは一切使いません。化学肥料も使いません。

収穫後も乾燥機を使わずに、お日様の力で乾かすハセガケ=天日干しをします。こうすることで刈り取ってからも茎に残っていた最後の養分が行き渡り、美味しいお米になるそうです。

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毎年みんなで手植えをする稲の田んぼ。年月をかけて草が折り重なってできたその田んぼに裸足で入ると、瑞々しくてふかふか。自然の香りがします。耳をすませばカエルの鳴き声や虫たちが動き回る音がカサコソ。しょうちゃん家にとっては「虫も草もみーんなお友達」。さすがに虫や草たちの元気がよすぎると「おいおいお前たち、よっく育つな〜(笑)」とポリポリ苦笑い。自然農園は楽しいけど大変でもあります。でも手間がかかっても、収量が多くなくても「自然と共に生きていく農」を選びました。

そうして育てられたお米は、虫や草花にもやさしいから、化学物質過敏症の方でも安心して食べられるそうです。”米アレルギー”をもつ方にも影響が少なくやさしいのだそうです。

「 “最近元気ないから、しょうちゃんとこのお米と野菜がほしい!” ”食べたら元気が出るよ” って電話をくれる。その声を聞くのがいちばんうれしい。 食べた人が元気に幸せになる。喜ぶ人が繋がって、シゴトの形ができたらいいよね」としょうちゃん。

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僕らの支援活動を支えてくれたやえはた自然農園の美味しいお米をぜひご賞味ください!!
昨年収穫できたお米は、まだ在庫がありますので、ご注文はHPからどうぞ → コチラ

無農薬野菜は6〜11月頃までの販売なので、もうすぐ始まりますよ!
6月初旬は田植えの時期。恒例の「田植えパーティー」も行うそうです。楽しみですね。

BDA10056.JPG <<<<しょうちゃんホーム前にて。真ん中がしょうちゃん、左が奥様のかおりさん、右が愛娘ゆうこさん。写真ではちょっと見づらいけど、屋根にソーラーパネル、庭ではミニ風力発電がくるくる回っています。

じつはなんとこのお米の売上げの1%を、僕らの支援活動へご寄付頂けるとのことです。頭が下がります、本当にありがとうございます。
その模様はコチラ

そしてなんと、奥様のかおりさんが作る「自家製酵母パン」の販売も始まりましたよ。こちらもめちゃくちゃ美味しいんです!! ……と、書いているうちにお腹がすいてきてしまったので… この話の続きはまた次回に!

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ワンデーシェフ「復興食堂チキン!」

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すべてウレシパモシリ(農家)で採れた食材で作られた復興食堂「チキン」のランチを食べに来ました!目玉メニュー「究極の親子丼」を食べましたが、今までに食べた事のない食感と味、う〜ん、ここでしか食べられない究極の味でした。

ちなみにこの究極の親子丼のメニュー名の由来は、ここで出された鶏とたまごは本当の親子だから、だそうです。う〜ん、食べた後ちょっとかわいそうにもなったが・・、うまい!(人間って残酷?)

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シェフのコウタ君と麻実さんは、ウレシパモシリの研修生。後数日で卒業します。実は昨年3.11に僕らがいたウレシパモシリさんのところで東日本大震災を体験。ここをベースに支援活動が始まりました。ウレシパモシリさんやえはた自然農園さんの農家さん、そしてワンデーシェフの店があるこの土沢商店街のみなさんの協力体制で支援が続けられたのです。このワンデーシェフの店の斜め向かいの商店の空き店舗が僕らの倉庫としてこの1年使っていたんですよ。

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コウタ君や麻実さんとウレシパモシリさんのご好意で売り上げを僕らの支援活動するグリーンアースキャラバン(バイオディーゼルアドベンチャー)に寄付してくださいました。

大勢の方たちが時間をかけて心をこめて作った料理の売り上げを寄付していただけると聞いて、ビックリすると同時にとても恐縮します。まっすぐまずは神棚におかせて頂きます。みなさん、ありがとうございます!!

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ストロボのお届け 〜自立支援〜

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BDA11828.JPG 山田町の仮設商店街で営業を続ける「写真屋KON」のご主人・昆尚人さんへ、今日はストロボ(SB-900)をお届けさせていただきました。大変お待たせしました!

気になっていた室内の撮影もこれでカバーできるようになり、地元のみなさんの記録をより撮影してもらえるようになります。

現在までボデイ2台、レンズ3本、バッテリーパック、今日のストロボのお渡しを終えて、これで様々な撮影がカバーできるようになります。

昆さんは津波でカメラ一式とお店を流されました。少しでも仕事を再開できるように昨年6月14日に以前使われていたものと同じ機材であるニコンD3をお届けしてから、支援をさせていただいています。
カメラ機材に加えて高価な業務用プリント機器も流されましたが、現在プリントは他店で行う形で、精力的に撮影業務を続けています。

機材等の支援物資のご協力頂いている皆さん、無事お届けすることができました。ありがとうございます。

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菜の花の花壇修復〜全国からボランティアが集まる〜

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今日の作業は、山田町長崎街道の花壇。

昨年、花壇を修復し、10月に地元の方と菜の花を植えたのですが、道路工事のために、育った菜の花の苗がひっくり返ってしまいました。そこでそのレスキュー作業です。

ツイッター等でボランティア募集を呼びかけたところ総勢15人が集まってくれました。遠くは長野、千葉、群馬、そして韓国、東京から夜行バスで駆けつけてくれた方も。千葉から来てくれた方はなんとバイクで2日かけて岩手まで来られたそうです。本人は「この雪、強風にあおられ、ちょっと舐めてました。」と。

昨夜の雪で花壇は雪景色。いいコンディションではありませんが決行です。どこから手をつけていいのか悩むものの、まずは手作業で雪を取り除く作業から始まりました。

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雪を除けた後、表面の土を掘り起こしていくと……埋もれていた菜の花が出てきました!意外とフレッシュで元気な菜の花の葉っぱが現れてきたので感激。根気よく周りの土を指で除けていくと全体の姿が現れてきました。

5人づつ3グループに分かれて、1つの花壇を担当。花壇の中央部は土を掘ればその下に沢山の菜の花がうもれていました。しかし、雪がとけて土が湿っているので土が粘土のようになっていて簡単には菜の花についた土を取り除くことができません。

縁石から15〜20cmくらいの部分は土木工事で掘り返した部分なので菜の花がひっくり返っていたり、ちぎれていたり、小さく分断されている状態で埋まっていました。まだ根や葉もしっかりしているのは植え直すことにしました。この作業、まるで遺跡の発掘作業!

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菜の花が少ないところは、道路を隔てた場所に植えた花壇から丈夫な菜の花を取り出し、移植することにしました。もうだめかと思った花壇たちは、だんだん蘇ってくるはず。

菜の花の大きさや数は以前と同じというところまでいかないけれど、なんとか希望がもてるところまで復活してきました。アドバイスをくれたみなさん応援ありがとうございました!そして集まってくれたボランティアのみなさんありがとうございます。

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何とかレスキューができました。これから観察を続けていきます。

5月には幸せの黄色い花が咲いてくれることでしょう。ここは通学路、出勤路として多くの方々が毎日のように通る街道なのです。黄色い菜の花を見て皆さんが笑顔になってくれたらいいですね!

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