5/25 活動リポート(1) 大槌稲荷神社

【大槌町/大槌稲荷神社 避難所】
IMG_3605.JPG
ここは大槌町にある避難所の大槌稲荷神社。神社は高台にあるため助かったが、眼下の街はがれきの山と化してしまった。現在は70名の被災者たちがここで暮らしている。
<<お届けしたもの>>
◎サランラップ
◎湯飲み×30 をお届けしました。
「紙コップしかなかったから、よかった。気分が違うよね」と宮司さん。
 フォークギター愛好家でもある宮司さん いつも夕方になると弾き語りをして皆さんを楽しませている。「ぜひ第1回神社杯カラオケ大会」やりたい。カスタネット、タンバリン、クラッカー、マラカスなどカラオケ屋にある楽器、お年寄りでも扱える楽器を揃えてみんなで楽しく。一人で楽しむのも音楽だけれど、もうそろそろ3ヵ月、みんなで楽しんでもいい時期」とのこと。
.
IMG_3591.JPG IMG_3599.JPG
器用な宮司さんは、栄養たっぷりのスープや手作りお菓子も担当。「お年寄りには出来合いのお菓子より、柔らかい手作りケーキや流し焼き(具のないお好み焼き、 クレープのような郷土菓子)のほうがいいし、たこ焼きも作る。家庭用の小さなので70人分も作っているから大変。大きなたこ焼き機もあったらいいな」
「6月1日が衣替えだけれど、半袖衣料はまだ来ていない。日焼け止めも必要」
「これからは虫、ヘビ、ネズミなど害虫対策が必要。防虫剤も」
最後はやまの号の燃料にと、食事で使った廃油も頂きました
ありがとうございました。

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/22「瓦礫が襲ってきた」タケさんの体験とカメラ

IMG_3509.JPG
織笠保育園の避難所で行ったメイク会。そこで先生方やおばあちゃんなどメイクしてもらっている姿を一人一人携帯で撮影している男性がいました。
「ここの先生方は写真が大好きだから…」
「でもこの携帯じゃあ、うまく撮れない…」とつぶやきながら。
IMG_3288.JPG IMG_3295.JPG IMG_3330.JPG
気になったのでこのタケさんに声をかけると、「ポケットにビデオと携帯を入れていたが、流された…」と体験談をお話はじめました。
現場で直にお聞きするのは初めてだったので、その恐ろしさを実感しました。
地震直後のことです。
「本震後、近所の叔母を迎えに行き家へ連れ帰った。すぐ目の前の高台にある保育園の園庭から海を見ていたら、大きな水柱が立ったのが見えた。みるみる水門が決壊したかと思うと、津波は方向を90度変えてこちらへ向かってきた。水は全然見えず、瓦礫が襲ってくるという感じだった。慌てて保育園の階段を降りたはずだが覚えていない。家へ飛び込み、2階にいた寝たきりの母と叔母を左右にかかえ、妻を後ろに従えた
IMG_3504_2.JPG IMG_3512.JPG
水はすぐに2階に上がってきて、母達に水を飲ませないように持ち上げたところ、自分は額まで水に浸かった。古い家屋だったため、2階部分がビスで止まっただけの構造。それが外れて、2階が流れ出し近くの家にぶつかって止まった。窓から逃げだし、この細い木につかまって九死に一生を得た。家族も無事に済んだ。ベッドが浮いて、その上にあった服が濡れていなかったので、おばあさんの服を着替えさせた。
保育園は石垣のところまで水に浸かった。皆が集まってきたが全員ずぶ濡れ。雪まで降ってきたが着替えがない。先生方のロッカーにあったものや、ステージの緞帳、カーテンを巻いて過ごした。周囲の家は、ここもあそこも誰と誰が…と犠牲者が出ている。幼児を水の中から救い出し、懸命に人工呼吸をして助けたというパパも、この避難所にいる」
「携帯とビデオは流され、赤い携帯は娘に頼んで買ってもらったがなかなかピントが合わない。ここの先生方はみんな写真が大好き。子供達の記録も撮りたいと思っている」
そうお聞きして、物資として送られてきたコンパクトデジカメをお渡ししました。
早速、カメラ片手にパシャリ、パシャリ。
「みんな写真が好きだから」と今まで携帯で誰よりもたくさん撮影記録してきたタケさん。これからはコンデジで撮影ができます。
IMG_3481.JPG IMG_3527.JPG
送り主は神戸の今井さん。16年前の阪神大震災を経験された方です。
「今は信じられないかもしれませんが、必ず復興できます。あきらめないで…」のメッセージを、タケさんはしみじみと読まれていました。

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/22 活動リポート(2)織笠保育園&避難所

本日、2件目の避難所訪問です
【織笠保育園&避難所】
IMG_3447_2.JPG IMG_3455.JPG
◎「らぶぶっくBOX」絵本セットをお届け
BOXには「こどもも おとなも みんなで よんでね らぶぶっく」とBOXにメッセージが記してあります。金沢の絵本屋さん “絵本・石けんの店 宇吉堂“さんが、子どもから大人までみんなで読めるようにと厳選した絵本が入っています。
絵本を取り出してみると、その世界観に大人のほうがひきこまれてしまうようで、知らぬ間に見入ってしまいます。 絵本の隙間に入っていた小さなぬいぐるみも、子どもたちもとても喜んでいましたよ。
………………………………………………………………………………………………
↓◎コンパクトデジカメをお届け
詳細はコチラをクリック
………………………………………………………………………………………………
毎日、物資支給のためにやってくる自衛隊の皆さんとも、子どもたちはこんなに仲良しなんです。
IMG_3544.JPG IMG_3534.JPG
物資をご協力頂きました皆さん、ありがとうございました!!

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/22 活動リポート(1)

本日の釜石は本格的な雨模様
WVOやまの号、本日のクルー……サチヨさん、一歩さん、トヨミさん
【織笠コミュニティーセンター避難所】
IMG_3384.JPG IMG_3401.JPG
IMG_3405.JPG IMG_3388.JPG
一歩さんのメイク会
開始30分の間に9名の方々のご予約をいただいて大好評のうちにスタート。
<<お届けしたもの>>
◎アイロン&アイロンマット
◎さらさらシート/ヘアピン、ヘアクリップ類
こちらの避難所では近隣の在宅避難者250名に毎日物質を配給している。12時15分から外に列ができていたが、本部から運ばれた物質が少なかったため、本日の配給は中止になった。 「一体これをどうしろというの?」と声があがった物質の内容は→
「ダイエット用リゾット1箱、野沢菜漬3瓶、トマト缶24、ポークビーンズ10缶、ドレッシング10本、柴漬け2袋、ポンカン10個、業務用しいたけ大缶1つ」
「250名に配れる内容、量ではない」
以前は1人に缶詰1つなど配る事ができたが、今はこれが毎日の実態という。
そのすぐ後、山田町に防災放送で本日の物質配給が中止になったと発表されましたた。織笠コミセン避難所への配給分のみでなく、町内全体で物質が不足しているようです。

カテゴリー: around Japan | コメントする

5/20〜22 「ロハスデザイン大賞」de 被災地報告 vol.03

KS0N7495.JPG
「ロハスデザイン大賞2011」にて、バイオディーゼルアドベンチャーのブースです。
被災地支援に関する大パネルを新調して、写真と動画を展示しています。
以下の2つを大きな柱として出展
◎『廃油で地球を走る 世界一周と日本一周』
バイオディーゼル燃料の長距離テスト/世界と日本のエネルギーとバイオディーゼル燃料事情リサーチ/気持ちのいい暮らし方&コミュニティのリサーチ など
◎『廃油で走る特徴を活かした被災地支援の発信』
大震災から2か月がたった今、関東皆さんと交流を通じて、現地の様子や情報を発信する/被災地支援の報告 など
KS0N7503.JPG KS0N7485.JPG<<現地で撮影してきた生の情報を、動画で流しました(写真左)/お隣はQちゃんこと高橋尚子さん率いる「スマイルアフリカプロジェクト」。支援コラボして約1500足のシューズをバスコファイブ号でお届けした様子も展示(写真右)
……………………………………………………………………………………………
KS0N7562.JPG KS0N7569.JPG KS0N7568.JPG
被災地支援を行う他団体のブースへ。現地では数多くのボランティア団体がそれぞれに活動を行っています。が、それぞれの本部も地域も分散していて、なかなか時間とタイミングが合わせることが難しいのも現状です。そんな中、こうして横方向の繋がり作りや情報交換をする場としてもいい機会でした。

カテゴリー: around Japan | コメントする