ここは8/4にオープンした陸前高田・竹駒の仮設スーパー「MAIYA 滝の里店」。
その敷地内に菜の花を植えさせて頂くことになりました。
ここ竹駒は海からは約4km以上離れた場所。海岸を襲った津波はさらに気仙川をさかのぼり、ものすごい勢いで家や建物を流し、線路や鉄骨すらアメ細工のように倒壊させました。
そして震災から7か月が経った今、徐々にこの竹駒周辺にお店が並ぶようになりました。このMAIYA、コンビニ、産直、GS、コンテナで開店する個人ショップ…など。かつて栄えていた海岸のかわりに、ここ竹駒が新たな人々の行き交う場所として機能を始めたのです。
そこで私たちは、竹駒周辺の農地に菜の花を植えてはどうかと農家の方々を訪ねてまわりました。沿岸部はとても作物を植えられる状態ではなく、大掛かりな工事が必要なひどい状態ですが、少し内陸のここ竹駒周辺では、ひどい状態ではありますが、土地によっては人の手を加えることさえできれば、復活もできる場所もあったからです。自ら小さな農地の手入れを少しづつ始めた被災者の方もいらっしゃいます。
そうして探した被災地のひとつが、このMAIYAの土地の一部です。
被災した土を復興させるのはもちろん、仮設や周辺の方々が足繁く通うスーパーに黄色い花を咲かせることができたら、少しでも人々の気持ちを和らげることができるかもしれません。
今日はそのナタネまきの日。
MAIYAの従業員の方々も忙しい傍ら喜んでお手伝いして頂きました。
みんなで横に並ぶと、ぴったりちょうどいい間隔!自分の手の届く体の幅で、丁寧にまいていきます。まだ混入する瓦礫を拾ったり、土をならしたり、皆さん進んで播種を行ってくれました。
農業では人の手は何にも代え難い宝ものですね。
おかげさまで作業が何倍も早く終わりました。
春が楽しみですね。それまで丈夫に育つように
まだ観察をして見守り続けていきます。
ここまでたくさんのボランティアの皆さんにお手伝い頂きました。
ぜひまたお立ち寄り頂き、街の復興と菜の花や植物たちの成長を見守り頂けましたらうれしく思います。