偶然にも! @高田MAIYA

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今日、マイヤ前でナタネまきをしていると……バスコファイブ号の前に何やら人が。

聞けばなんと「三陸ボランティアダイバーズ」
クマちゃんの奥様と仲間たち。なんと偶然!

そういえばクマちゃんとも、こうして高田で偶然お会いしたのだった。
「くまちゃんに接近遭遇」blogはコチラ → クリック

くまちゃんと仲間たちは、現在も懸命に水中清掃のボランティア活動をされています。

「今日はハンバーグだから、遊びにどうぞ!」とあたたかいお誘いを頂いたのですが
うーん、残念! まだまだ今日明日は山場のため行かれず。

現場やプロジェクトは違っても、同じ被災地で活動している仲間がいることに
勇気と元気がわいてきます。またお会いしましょう!

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10/10 ナタネまき @ 陸前高田MAIYA

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【菜の花大地復興プロジェクト】

ここは8/4にオープンした陸前高田・竹駒の仮設スーパー「MAIYA 滝の里店」。
その敷地内に菜の花を植えさせて頂くことになりました。

ここ竹駒は海からは約4km以上離れた場所。海岸を襲った津波はさらに気仙川をさかのぼり、ものすごい勢いで家や建物を流し、線路や鉄骨すらアメ細工のように倒壊させました。

そして震災から7か月が経った今、徐々にこの竹駒周辺にお店が並ぶようになりました。このMAIYA、コンビニ、産直、GS、コンテナで開店する個人ショップ…など。かつて栄えていた海岸のかわりに、ここ竹駒が新たな人々の行き交う場所として機能を始めたのです。

そこで私たちは、竹駒周辺の農地に菜の花を植えてはどうかと農家の方々を訪ねてまわりました。沿岸部はとても作物を植えられる状態ではなく、大掛かりな工事が必要なひどい状態ですが、少し内陸のここ竹駒周辺では、ひどい状態ではありますが、土地によっては人の手を加えることさえできれば、復活もできる場所もあったからです。自ら小さな農地の手入れを少しづつ始めた被災者の方もいらっしゃいます。

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そうして探した被災地のひとつが、このMAIYAの土地の一部です。
被災した土を復興させるのはもちろん、仮設や周辺の方々が足繁く通うスーパーに黄色い花を咲かせることができたら、少しでも人々の気持ちを和らげることができるかもしれません。

今日はそのナタネまきの日。
MAIYAの従業員の方々も忙しい傍ら喜んでお手伝いして頂きました。

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みんなで横に並ぶと、ぴったりちょうどいい間隔!自分の手の届く体の幅で、丁寧にまいていきます。まだ混入する瓦礫を拾ったり、土をならしたり、皆さん進んで播種を行ってくれました。

農業では人の手は何にも代え難い宝ものですね。
おかげさまで作業が何倍も早く終わりました。

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春が楽しみですね。それまで丈夫に育つように
まだ観察をして見守り続けていきます。

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ここまでたくさんのボランティアの皆さんにお手伝い頂きました。
ぜひまたお立ち寄り頂き、街の復興と菜の花や植物たちの成長を見守り頂けましたらうれしく思います。

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バイオディーゼル発電で、ありがとうコンサート

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じつは、外ステージの電力は、
廃てんぷら油から精製した「バイオディーゼル燃料(BDF)100%」を使用して発電しました。

このエメラルドブルー色の箱のようなものが、
ヤンマー製のバイオディーゼル燃料対応がされた、ディーゼル発電機です。

なんと1mまで近づいても、音がほとんど聞こえない!!
排気口から出る排気ガスもほとんど無色透明で、これまたビックリ。
これには皆さん目を丸くして驚かれていました。

今回使用したBDFは、今まで楽器支援の運送に使用してきたものと
まったく同じ燃料です。

震災後、私のようなBDFで走るバイオディーゼルカーや、廃てんぷら油をそのまま燃料とする車で、すでに4万キロ以上走行して支援活動を続けてきました。

支援活動の最中では、燃料となる捨てる廃てんぷら油(植物油)は、避難所へ物資を届けた際に、避難所のご厚意で頂くことができました。また、私のバイオディーゼルカー”バスコファイブ号”で燃料の精製が間に合わない際には、全国からBDFの後方支援を送って頂くことができました。

今回は「今だからこそ、すばらしい演奏を、地球にやさしい燃料で皆さんに届けたい」
そんな実行委員会と私たちの願いがかない、とてもうれしく思います。

発電機を迅速な対応でご協力頂きました「ヤンマー(株)」の皆様、
そしてご協力を頂きました皆様へ、心から感謝申し上げます。

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【楽器を被災地へ贈ろうプロジェクト】で、わずか2日前にお届けした
カホン(左)とエレアコ(右)。今日のステージに間に合ってよかった!

こうして全国の方々にご協力頂いた楽器に、魂が吹き込まれ
地域のみんなで生演奏を楽しむことができました。

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今回のコンサートで出演したミュージシャンは、高校生から70歳オーバーまで!
ジャンルは伝統芸能あり、ロックあり、ジャズあり、カントリーあり……とじつに多彩でした。

ラップなうたにノリノリのおばさまたち。
我が子の演奏を見守るご家族の皆さん。手話とうたに涙する仲間たち……

音楽に年齢やジャンルの垣根なんてありません。
豪華なステージや装飾がなくたって、
音楽は皆の気持ちをひとつにしてくれるものなんですね。

何より、被災者自身が立ち上がり、ここまですばらしいコンサートを実現できたこと。
「音楽で繋がる地域の力」を肌で感じた一日でした。

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現在まで【楽器を被災地へ贈るプロジェクト】にて、楽器をご支援頂いた皆さま
本当にありがとうございました。

今後もまだ楽器を必要としている被災地の皆さまへ、
引き続きお届けしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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ありがとうコンサート開催(2)

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釜石・大槌のミュージシャンによる、被災地から発信する「ありがとうコンサート」。

生の音楽の奏でに誘われて、地元の方が自然と集まってきました。
屋内ステージと屋外ステージの2舞台それぞれ盛り上がっています!

出演バンドは
釜石レボリューションギター同好会/てりごし/ムーミンズ/ブラック★かまリンズ/手話サークル「橋」& SACHI /船田バンド/桜舞太鼓/ドリフティング・コタロウズ・ブルースバンド/宇夫方 景子/熊谷 準/DAN 他

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ありがとうコンサート開催(1)

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いよいよ開幕しました!
「釜石・大槌 みんなに贈る音魂 ありがとうコンサート

現在まで被災地へ届いた様々な支援へのありがとうの気持ちを込めて、
そして音楽を通じて地域に元気を届けるために
被災したミュージシャンたち自ら企画運営する「ありがとうコンサート」です。
場所は釜石の「シープラザ遊」の周辺にて。

5月から僕たちも「楽器を被災地へ贈るプロジェクト」を行っていますが
その楽器も使っての生演奏をしてくださいます。

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実行委員会や手伝ってくれる仲間たちは、朝7時に集合。
設営からすべてが手作りです。もちろん看板も自分たちのハンドメイド!

被災したミュージシャンたちが実行委員会となり、忙しい生活再建の傍らでコツコツと企画を進めてきました。じゅうぶんなイベント予算もありません。

それでも「時間もお金も余裕はないから、やれることしかできない。でも、今までも地元でライブを運営してきたじゃないか! 今こそお礼の気持ちを皆さんに届けよう」という心ひとつで、進めてきました。

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外からの支援に頼るのではなく
足りないものは、自分たちの繋がりや得意分野を活かして集めました。
さらに足りないものは今あるものを活かすことに。

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「イスとテーブルの不足分は……あそこから何とか調達しよう!」
「ステージのバックがなくて寂しいけれど……全国から届いたメッセージをはろう!」
「看板がないけれど…..じゃあ、.自分たちで描こう!」

朝一番で自主的に草刈り機をもってきて
草刈りをしてくれる方もいらっしゃいました。

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そうしたみんなの想いが届いたのか、今日はすばらしい青空で快晴!
無事に2つのステージが出来上がり、いよいよ生ライブがスタートしました!

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